パーソナルジムの料金は、何にいくら払っているのか

「結局、この金額って何に払っているんでしょうか」

日吉の体験トレーニングで、料金のご説明をしたあとにいただいた言葉です。いくつかのジムのサイトを見比べてこられた方ほど、この疑問を持たれます。数字だけが並んでいて、それが何の対価なのかが書かれていない。だから高いのか安いのか判断できない、というお話でした。この記事では、料金が何で組み立てられているのかを分解し、比べる手順までを書きます。

先にお断りします。この記事に、他店の金額や業界の平均額は一切出てきません。調べていない数字を「相場」として書くのは誠実ではないと考えているからです。代わりに、どのジムの料金表にも使える分解のしかたをお渡しし、最後に CLEAN. の料金をそのままお示しします。

料金は「1回いくら」ではなく、いくつかの束です

パーソナルジムの料金表は、たいてい「月◯回でいくら」という形で書かれています。この書き方は簡潔ですが、中身が見えません。実際にその金額が担っているものを分けると、おおよそ次のようになります。

  • セッション中の、トレーナーの時間
  • セッション外の、トレーナーの時間(記録の確認、次回の組み立て、食事のやりとり)
  • 場所の費用(個室か、共用フロアの一角か。駅からの距離)
  • 設備と備品(器具、ウェアやタオルの貸し出し、洗濯の手間)
  • 契約の形そのもの(回数、期間、有効期限、入会金)

金額が同じでも、この5つの配分は店によって違います。だから金額どうしを直接比べても、何が多くて何が少ないのかは分かりません。5つを一つずつ確認していけば、料金表の数字は読めるようになります。

払っているものの筆頭は、人の時間です

パーソナルトレーニングの原価の大半は人件費です。器具は何年も使いますが、トレーナーの1時間は、その1時間にひとりの方にしか使えません。月会費制の施設は会員数が増えるほど1人あたりの負担が下がりますが、パーソナルは下がりません。

そして、払っている時間はセッション中だけではありません。前回どこまで進んだか、次に何を足して何を外すか。これを考える時間は前後に発生しています。丁寧にやっているかは料金表からは読み取れませんので、体験のときに記録をどう扱っているかを尋ねてみてください。

トレーナーが何を根拠に組み立てているかも金額の中身です。流行の方法をなぞるのか、身体の構造から逆算するのか。この違いは、同じ回数を通ったあとの結果に出ます。考え方は代表トレーナーについてに書いています。

場所の費用は、快適さではなく集中の話です

完全個室か、共用フロアの一角か。この差はそのまま家賃と面積の差として料金に乗ります。ここを「贅沢かどうか」で考えると判断を誤ります。個室で変わるのは、主に次の点です。

  • 人の目を気にせず、うまくできない動きを繰り返せる
  • 体型や体重の話を、声を落とさずにできる
  • 器具の順番待ちがなく、設計どおりに進む
  • 人の出入りで集中が切れない

逆に、共用フロアには器具の種類が多いという利点があり、人の気配があるほうが張り合いが出る方もいらっしゃいます。個室が向くのはどういう方かは日吉の女性専用パーソナルジムにまとめています。

食事指導が含まれるかどうかで、同じ金額の意味が変わります

ここが、料金比較でいちばん見落とされる項目です。体組成を変えたいのであれば、週のほとんどを占めるトレーニング以外の時間、つまり食事の側が結果を左右します。その食事に、契約の中で誰かが関わるのかどうか。

確認していただきたいのは3点です。料金に含まれるのか、別料金なのか。含まれる場合、初回に方針を渡して終わりなのか、期間を通してやりとりが続くのか。続く場合、こちらから何を送り、どのくらいの頻度で返ってくるのか。ここが違えば、同じ「食事指導つき」でも中身は別物です。

食事指導は継続的な人の時間を使うので、含まれていればその分が金額に乗ります。含まれていないプランが安いのは、値引きではなく、その部分がないからです。ご自分で数字を管理できる方には、食事指導のない設計のほうが合理的なこともあります。やりとりが実際どう機能するのかはオンライン食事指導は意味がない?に書きました。

回数と期間は、必ずセットで見てください

「24回」と書かれていても、2か月で使うのか6か月で使うのかで、身体に起きることは変わります。見るべきは次の2つです。

  • 有効期限。回数券やチケット制には期限があるのが普通です。期限内に使い切れる頻度なのかを、ご自分の生活から逆算してください
  • 1週間あたりの頻度。月4回はおおむね週1回、月8回は週2回です。この頻度の差は、料金の差以上に結果の差として出ます

月額プランは期限を気にせず一定のリズムで通えます。回数券は通えない月があっても回数が消えないかわり、期限内に自分でペースを作る必要があります。どちらが向くかは金額ではなく生活のリズムで決まります。3つのプランの違いでも整理しています。

入会金と、追加でかかりがちな費用

月々の金額だけを見て決めると、初月に思っていたより大きな支出が出ます。入会金は1回きりですが、初月には確実に乗ります。契約前に確認しておきたいのは次のような項目です。

  • 入会金、登録料、事務手数料
  • ウェア、シューズ、タオル、水のレンタル料(都度払いか、無料か)
  • プロテインやドリンクの代金、サプリメントの購入が前提になっていないか
  • 予約変更やキャンセルの扱い(回数が消えるのか、振り替えられるのか)
  • コース終了後に移行するプランの金額

最後の項目は特に確認をおすすめします。短期集中のコースは終了後に別の料金体系へ移ることがあり、通い続けるつもりなら終了後の金額まで含めないと計算が合わなくなります。

比べ方は、この3ステップで足ります

1. 総額と期間で並べる

月額表示、回数券、コース料金は、そのままでは比べられません。「入会金を含めた総額」と「その総額で通える期間」の2つに書き直してください。入会金と3か月分を合計した金額を出し、その3か月で何回通えるのかを書き添える。これで表示の形が違うプランが同じ土俵に乗ります。

2. 1回あたりに換算する

総額を回数で割ります。大事なのは、入会金を含めた総額で割ることと、税抜か税込かをそろえることです。片方を税抜、もう片方を税込で比べると、その差がそのまま結論を変えます。まずどちらの表示なのかを確かめてください。

3. 含まれないものを書き出す

最後に、その金額に含まれていないものを並べます。食事指導、レンタル、キャンセル時の扱い、終了後の料金。安く見えるプランは、たいていここに何かが入っています。不要なものなら安いほうが正しい選択ですし、必要なものならあとから足すことになります。判断の材料は、含まれているものの一覧ではなく、含まれていないものの一覧のほうにあります。確認項目は日吉で女性がパーソナルジムを選ぶとき、確認しておきたい5つのことにもまとめています。

安さの落とし穴と、高ければ良いわけでもないこと

両方書きます。1回あたりが安いプランは、時間が短い、担当が固定されない、食事のやりとりがない、個室ではない、といった形でどこかが軽くなっていることがあります。それがご自分に不要なら問題ありません。ただ、いちばん高くつくのは、安いプランを使い切って何も変わらなかった場合です。

一方で、高ければ良いということもありません。金額に反映されているのが設備の豪華さや立地の良さであることもあります。内装が上質でも、ご自分の身体に必要なことが起きていなければ、その差額は結果につながりません。高額なプランを選ぶときこそ「含まれないものを書き出す」を丁寧にやってください。

適正かどうかは相場との距離では決まりません。その金額で自分が通い切れるか、通い切ったときに何が変わっている見込みか。この2つに答えられる金額が適正です。通い切れない金額は内容が良くても高すぎますし、通い切ってもやることが足りない設計なら、安くても払いすぎです。

よくある質問

月4回と月8回では、どちらを選ぶべきですか

生活のリズムで決めてください。月8回はおおむね週2回で、身体の変化は出やすくなりますが、通えない週が続くと負担だけが残ります。まず月4回で通う習慣を作り、余裕があれば増やすという順番でも構いません。1回あたりの金額は8回のほうが下がります。

回数券と月額プランは、どちらが得ですか

金額だけで決められるものではありません。回数券は1回あたりが下がりますが、有効期限があり、食事のやりとりが含まれない設計の場合があります。月額は期限を気にせず一定のペースで通えます。出張や繁忙期の有無で判断されるのが現実的です。

入会金のほかに、あとから費用はかかりますか

ジムによります。レンタル料、ドリンク代、サプリメントの購入、コース終了後の移行プランなどが後から出ることがあります。契約前に「この金額に含まれないものを教えてください」と一度お尋ねになると、比較の精度がかなり上がります。

日吉のCLEAN.の場合

CLEAN. は日吉駅の西口から徒歩3分、中央通り沿いにある女性専用・完全個室のパーソナルジムです。男性のご利用は法人契約と既存会員様からのご紹介のみとさせていただいています。ウェア、シューズ、タオル、水はすべて無料で貸し出しますので、手ぶらでお越しいただけます。サプリメントの販売はしていません。

料金は、月4回コースが42,000円(税込46,200円)、月8回コースが72,000円(税込79,200円)。24回分の回数券が211,200円(税込232,320円)で、有効期限は180日です。入会金は30,000円(税込33,000円)で、これ以外の追加料金はいただきません。1回あたりに換算すると、税抜で月4回コースが10,500円、月8回コースが9,000円、回数券が8,800円です。

含まれないものも書きます。月額プランには毎日のLINEでの食事指導と、10日ごとのフィードバックが含まれます。LINEでは写真を送っていただいて内容を見ています。24回分の回数券には、このLINEの食事指導は含まれません。回数券のほうが1回あたり安いのは値引きではなく、セッション以外の関わりがない設計だからです。食事をご自分で管理できる方には回数券が、食事の側から一緒に立て直したい方には月額プランが向きます。

代表トレーナーの山際成紀は大手ジムで日本一を経験し、解剖学にもとづいて身体の「バグ」を修正する「本質改善」を掲げています。20代のダイエットから60代の機能改善まで対応しています。痛みや体調に関わることは、まず受診をお願いしています。どのプランが合うかは料金・プランのページと体験トレーニングのご案内をご覧ください。

まとめ

パーソナルジムの料金は、セッション中の人の時間、セッション外の人の時間、場所、設備と備品、契約の形という束でできています。同じ金額でも配分が違うので、金額どうしを直接比べても答えは出ません。何が含まれ、何が含まれていないのかを見てはじめて、その数字は読めます。

比べ方は3つです。入会金を含めた総額と、通える期間に書き直すこと。総額を回数で割って1回あたりを出し、税抜か税込かをそろえること。そして、含まれていないものを書き出すこと。

安さだけで選ぶと、軽くなっている部分がご自分に必要だったときに、期間を使い切っても何も変わらないという結果になります。かといって高ければ良いわけでもありません。適正かどうかは、通い切れる金額かどうかと、通い切ったときに何が変わる見込みかで決まります。

CLEAN. の料金は上に書いたとおりで、これ以外の追加料金はありません。月額プランには毎日のLINE食事指導と10日ごとのフィードバックが含まれ、回数券には含まれません。ここから先は、ご自分の生活に合うかどうかの話になります。

日吉まで通うのが難しい方、遠方の方にはオンラインでのご提供もあります。横浜のオンラインパーソナルトレーニング・オンライン食事指導(CLEAN.Online)では、画面越しのトレーニングと食事のやりとりを組み合わせています。通える範囲にお住まいでない方はこちらもご検討ください。

- CLEAN.

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